浜松復興記念館からのお知らせ
昭和16年12月に始まった太平洋戦争が長期化していく中、浜松も艦砲射撃を含め、実に27回に及ぶ激しい空襲を受けました。そして、多くの尊い人命が奪われ、市街地は焦土と化しました。
戦争体験者が年々少なくなっていく現代において、人々の心から戦争の記憶が風化しつつあります。現在の浜松の発展の陰には、昭和20年6月18日の悪夢のような浜松大空襲に見舞われながらも、終戦後、復興事業を力強く推し進めた市民の努力があったことを忘れてはなりません。
戦後いち早く着手した復興土地区画整理事業も、昭和58年3月に事業が終了いたしました。当館はこの事業の終了を記念して、昭和63年に開館しました。浜松の今日の発展の支えとなっている復興の記録及び当時の市民の姿を保存・展示し、忘れることのできない浜松大空襲や市民生活、文化、街並みの変遷を後世に伝えるとともに、全市をあげて取り組んだ戦災復興の記録を通じて、浜松の発展そして将来について、広く考えていただく場となることを願っています。
1階は入館無料の展示スペース。2階には一般の方々に会議・研修・講座など幅広くご利用頂ける会議室(多目的スペース)と和室がございます。